とある人のエッセイ

色々と書きます。

仮面ライダーにハマってた話

 現在放送されているドラマで赤楚衛二という俳優さんがバンドマンの役を演じているのを見た。

 

 懐かしい。一時期、仮面ライダービルド見てたなあ

 

 赤楚衛二さんは万丈龍我、仮面ライダークローズ役として2号ライダーのポジションを演じていた。

 

 元々特撮が好きだったというわけではないけど(小さい頃に人並みに見ててそれっきり)

久しぶりに見た時、

昔見ていた特撮の雰囲気なんかが感じられて。

世界観だったり、ギャグのノリ感だったり、戦闘シーンのシチュエーションだったり・・・・・・。

 

そのまま懐かしさを味わいたくて見ていた。

 

 「特撮って戦隊ものとか仮面ライダーでしょ?子供が見るものじゃ?笑」

 

よくそういった意見を聞くこともあるし、私も元々どちらかと言えばそういう意見を持ってた。

 

でも実際に見てみると思った以上に面白かった。

ストーリーの内容は幼児向けと言うよりはむしろ少し重いくらいだった。

伏線回収もあればメッセージ性も深い。子供の頃は気づかなかった。

 

 

 今回はネタバレになるような話は控えるつもりだけども、1つだけ、驚いたのは

 

仮面ライダーは魔法のような特別な力で変身し、人々を助けるヒーローである。」

という私の認識とは違って

 

仮面ライダービルドでは、

仮面ライダーは人間達の科学力によって造られた軍事兵器であり、戦場に赴く。」

ってことだった。

 

軍事兵器と聞くと、ファンタジーのはずの仮面ライダーが急に現実味を帯びてくる。

実際にありえない話じゃない。

 

仮面ライダーは正義の味方ではなく殺し合う為の道具……。

 

 勿論戦争を題材にしているから幸せな話ではないし、実際親達からクレームが入ることもあったらしいけど、

それでも子供たちに戦争の悲惨さや命の大切さを伝えることへ尽力しているのが公式からも伝わってきてた。

 

凄いことだと思う。今の世代はゆとりなんて言われちゃってるし、教育でも事実を和らげて教えたり、なんなら教えないことも増えた気がしてる。

そんな中で事実を伝えることの大切さを見出して、子供向けの作品でありながら重い脚本を書いたんだと思う。

 

 こんな所も仮面ライダービルドに熱中した理由の1つ。

そのうちもう少し本編の内容も踏まえて書きたいな。

 

とにかく、子供向けで片付けちゃもったいない作品だった!

 

 偏見って厄介だなって実感した例。

 

寛容で柔軟な人になりたいね。